身近なもの、好きなものの本 -1歳~1歳6か月-
ものに名前があることがわかり、ことばでものを表現できることがうれしい時期です。“ものを知る絵本”は認識絵本とよばれています。
実物に近い表現で描かれた絵本は、一見赤ちゃん向きとは思えないかもしれませんが、この時期の赤ちゃんに喜ばれるでしょう。
この時期に読んであげたい絵本
- 『くだもの』<幼児絵本シリーズ>
- 平山和子/作
- 福音館書店
実物そのまま、まるごとの果物の絵が描かれた次のページには、お皿にもって食べるときのすがたがあります。「さあ、どうぞ」 手をのばして食べるまねをして遊びながら読んでください。 |
- 『いぬがいっぱい』
- グレース・スカール/作 やぶきみちこ/訳
- 福音館書店
犬や猫は、子どもにとって一番身近な動物。いろいろなすがたやようすの犬が、おさえた色調で描かれ、たくさんでてきます。ことばのひびきも楽しみたい絵本です。 同じ作者による『ねこがいっぱい』もあります。 |
- 『がたんごとんがたんごとん』
- 安西水丸/作
- 福音館書店
“がたんごとん、がたんごとん”のことばのひびきとくり返しが楽しい絵本です。 小さな汽車に「のせてくださーい」と声をかけるのは、コップ、哺乳びん、りんご、バナナなど幼い子の生活の中にあるものばかり。ねこさんなど大好きな動物もでてきて、「しゅうてんでーす。みんなおりてください」。大満足の一冊です。 |
- 『じゃあじゃあびりびり』〈まついのりこあかちゃんのほん〉
- まついのりこ/作
- 偕成社
“じゃあじゃあ”は水道の水が流れ出る音、“びりびり”は紙をやぶる音。身近な音とモノをむすびつける絵本です。色調と図案化された絵が美しい絵本です。 |